現在、社会保険と国民健康保険では65歳以下は窓口負担3割、65歳以上で高齢者医療制度の対象となり、地域と収入によって1~3割と分類されています。
また、高齢者医療制度は65歳から74歳を前期、75歳以上を後期と分類しているところも特徴です。
高齢者になれば医療費はゼロだった時代は当の昔になくなり、75歳から1割負担となっていた後期医療保険制度においても、増え続ける高齢者の受診費用を何とか抑制しようと、収入の多い高齢者には現役世代と同じ最高3割負担となっている人もいます。
3割負担の人は、同じ年でかたや1割で済む人がいるのは納得いかないかもしれませんが、1割の人からすると3割払えるだけの収入があるなら払ってほしいというのが本音のところでしょう。
今後、1割負担となる75歳以上という年齢が引き上げられる可能性もあり、前期高齢者は1割ではなく2割負担になったところもあります。
医療の受診すらも、お金の有り無しが大きく作用する時代になりました。